はじめに
カーテンを自動で開閉する仕組みを作りたかったときに、モータを逆回転したいなと思ったことがありました。プログラムを変えるとか簡単な回路で済むかと思ったら、意外と難しそうだったのでモジュールを使うことにしました。今回はIC L9110およびそれを使ったモジュールの使い方のメモです。
モジュール
今回使うのはこのモジュールです。
Amazonでなんと1個150円!思ったより小さくていい感じです。

ちなみに、1つのモジュールで2つのモーターを別々に動かせます。
電流は各800mAまでだそうです。
ピンは6つあって、Vcc、GND、Aの入力2つ、Bの入力2つです。緑の部分にモーター線をネジ止めします。入力のどちらか片方を0Vに落とすとモーターが正回転or逆回転します。
うーん、便利!
こういう保護回路とか全部ついた簡単モジュールはいいですね。
データシート
L9110のデータシートの意訳です。
- 電源電圧:2.5Vから12V
- 許容電流(定常):800mA×2個
- 許容電流(瞬間):2.0A
- 無負荷時電流:2μA
- 制御電流:0.5mA
- TTL/CMOSレベルに対応
- 誘導電流、高電圧に対する保護回路付き
入出力レベル
入力1 | 入力2 | 出力1 | 出力2 |
H | L | H | L |
L | H | L | H |
L | L | L | L |
H | H | L | L |
※以下、実際に使ってみてわかった注意点
- 出力電圧は電源電圧の80%くらいになる
- 制御入力は何も接続されていないときはHighレベルになる(内部プルアップ)